UNIQLO TOKYO

ユニクロの日本最大のグローバル旗艦店です。

マロニエゲート銀座2の1〜4階の改修です。全館ならともかく、一部の改修でH&deMらしさをどう表現するのか?

天井落として駆体を見せる手法はよくありますが、今回はさらに床も落とすという大胆な引き算で吹抜けを設け、空間を広げています。さらに天井や梁の一部に鏡を貼るという足し算で境界を曖昧にして、空間がどこまでも広がっているようにも見せています。

これはエントランスにも言えること。外装材を撤去して梁をシャープに見せたオープンスペースをつくり、道行く人を導いています。実際、信号待ちしていた人たちの何人かは店内をのぞき込んで、そのまま入って行きました。

さらに装い新たな低層部の外壁はガラスビーズを埋め込んで仕上げています。鈍く光るその質感は、表層にこだわるH&deMならではです。

なお今回のプロジェクトは、トータルクリエイティブディレクターが佐藤可士和、設計は竹中工務店と乃村工藝社、デジタルキューブは中村勇吾というチームでした。それぞれがガッチリ組み合った良いケンチクでした!