ジェットウィング・ライトハウス / Jetwing Lighthouse

世界遺産ゴールの旧市街からも近いリゾートホテルです。

岩場の上の高低差のある場所に建てられており、道路側にあるフロントからロビーへは、彫刻が装飾された螺旋階段を上がります。この彫刻はゴールを植民地としようとするポルトガル人と地元住民(シンハラ人)との戦いを描いています。バワ建築ではお馴染みの彫刻家ラキ・セナナヤケによる作品です。

ロビーに入ると、開放的なテラスとどこまでも広がる海が飛び込んできます。このテラスで海を見ながらのチェックインとなるのですが、階段からの一連の流れがこのホテルのハイライトでもあります。

ロビーの上階にはレストランとバーがあり、テラスからはゴールの要塞もよく見えます。バーの天井はバティック画で装飾されていますが、こちらはベントータ・ビーチ・ホテルでもコンビを組んだエナ・デ・シルヴァによるもの。このホテルはバワ晩年の作品ですが、正に集大成と言えるでしょう。

プールのある中庭は岩をそのまま活かした景観としていて、ヘリタンス・カンダラマを思い起こさせます。

この辺りは岩場なので海で泳ぐことは出来ませんが、プールサイドでノンビリすることは出来ます。この日、タイミング良くプールサイドから見えた夕日が最高でした。

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