アールト大学 図書館 / Aalto-yliopiston Otaniemen kampuskirjasto
アールト大学のオタニエミキャンパスの図書館です。ヘルシンキ工科大学の図書館として1970年に建設されました。
私は建築の勉強をしたことがないので、巨匠と呼ばれる方々のケンチクの良さがイマイチ分からないことがあります。アアルトもその一人で、実物をほとんど見たことがないため、写真ではその良さが分かりませんでした。
しかし今回あまり予備知識なくこの図書館の中に入った時、その居心地の良さに感動しました。様々な形の天窓と連続した水平窓から自然光が柔らかく降り注ぎ、それを補うように照明が配置されています。本棚やテーブル、椅子も比較的ゆったり配置されています。この空間でずっと読書をしていたくなってしまいそうです。さすが巨匠!
本棚の一つには日本のGAシリーズのバックナンバーが収まっていました。
ところで講堂もそうでしたが、複数の階段を微妙にずらして配置するのはアアルトの特徴なのでしょうか? 大きめの階段一つでも何の問題も無いように思えますが・・・。
< note建築探訪 >