ザ・ブルーウォーター / The Blue Water
1998年にオープンしたバワ最後の建築作品の一つです。
エントランスから入るとフロントやロビーを脇に見ながら廊下が真っ直ぐ抜けていて、その先にはプールと椰子の木が広がっています。スリランカはどこにでも椰子の木がありますが、ここでは特にその存在が目立ちます。本数や配置のためだと思いますが、設計図面には椰子の木が一本一本書き込まれているそうです。
フロントの後ろには蛇の精霊が描かれています。この精霊は仏教では守護神とされ、他のバワ建築にも見られます。
カフェも風が通り抜ける開放的な空間となっており、屋外に出ずとも快適でした。
この地域は2004年のスマトラ島沖地震で津波の被害を受け、1階エリアが浸水したそうですが、幸いなことに犠牲者は出なかったそうです。忘れてならない出来事ですね。
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